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ALIENWARE m15で、どれくらい先のゲームPC業界が見える?

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デルアンバサダーの右ねじです。
いつもお世話になっております。

これまでは高性能ノートPCブランドのXPSシリーズを、
高性能モバイルノートPCのNew XPS13、New XPS13 2in1、オールインワンノートPCのXPS15 2in1と体験してきました。

今回の記事はわかりやすいです。

ゲーミングPCブランドのALIENWAREから、ノートPCタイプのALIENWARE m15をお借りしました。
ゲームに特化したパソコンです。

ALIENWARE m15 R2


スペック

今回のモニター機のスペックです。

項目 内容
CPU 第9世代 インテル® Core™ i7-9750H 6コア
12MB キャッシュ, ターボ ブースト最大 4.5GHz まで可能
OS Windows 10 Home (64ビット) 日本語
メモリ 16GB 2x8GB DDR4 2666MHz
SSD 512GB (2x 256GB PCIe M.2 SSD) RAID0
ビデオカード NVIDIA® GeForce RTX™ 2070 8GB
GDDR6Max-Q デザイン
ディスプレイ 15.6インチ 4K 有機EL (3840 x 2160) 60Hz,1ms
400-nits,DCI-P3 色域,Eyesafe® ディスプレイ
Tobii Eyetracking テクノロジー - シルバーホワイト
ワイヤレス Killer Wi-Fi 6 AX1650 (2x2) と Bluetooth 5.0
Killer ネットワーキング E3000 2.5Gbps イーサネット NIC

さすが太っ腹、4K有機EL搭載の高級品を1ヵ月自由に使わせていただきました。
CPU/メモリ/SSD/ビデオカードについては正直、ゲーミングPCを出している各社とも近いラインナップを用意しています。
ですのでこの記事では、最重要なところはおさえつつ、他のメーカーとの違いになる部分をピックアップしてご紹介していこうと思います。


RTX 2070 Max-Q搭載、現行ゲームを快適にプレイ

とにかく要求スペックが高いでお馴染みのPUBGの推奨スペック(≠最低動作環境)はGeForce GTX 1060ですが、 これは3DMarkのベンチマークスコアだと12700周辺。
対してRTX 2070 Max-Qは16600周辺です。
パワー約3割増し。

実際にプレイしてみましたが、Tobii Eye-Trackingも動かしながら、デスクトップキャプチャソフトで録画しながら、 設定は「ウルトラ」 でもこの動作。
Tobii Eye-Trackingがなければもうちょい快適です。

そしてこのPCはFF14の推奨パソコンになっています。そちらもデスクトップキャプチャをしながら動かしてみました。
FF14の推奨スペックはPUBGよりも優しいGeForce GTX 970ですので、どんなにロビーが混んでても余裕です。

排気口がハニカム構造でこだわってる


4K有機ELディスプレイが魅せる色表現

ゲーミングなのでゲームにもちろん使ってほしいですが、せっかく4Kの有機ELディスプレイですから、是非映画作品も見ていただきたいです。
僕はDisney Deluxe1ヵ月無料生活中なのでバンバン観てますが、液晶と違って黒色の表現が秀逸です。薄暗いとかじゃなくて闇が見えます。

4K対応の24インチモニタを買おうとすると3万くらいかかりますから、ALIENWARE m15の代金のうち3万円はそれだと思うと結構安いかも。

ただし、4K有機ELのモデルを選択すると、リフレッシュレートが60Hzになります。ご注意ください。ゲームに特化したいならFHD(1920*1080)で144Hzの方にしておきましょう。


次世代規格を採用した有線LAN・無線LAN

2019年に策定されたばかりのWi-Fi6、ゲーミングPC業界では徐々に採用されつつありますが、このALIENWARE m15でも採用されています。

Wi-Fi6は1.0Gbpsに迫る速度が出る無線LANの規格です。
また有線LANの規格でも、2.5Gbpsに対応しています。

バトルロイヤルやシューティングゲームの多いPCゲームにとっては、ネットの速度は超重要。

この点もいち早く最新技術を取り入れ、決してデスクトップPCに引けを取らないぞ、という意気込みを感じます。

視線でゲームを制御?「Tobii Eye-Tracking」

視線追跡機能、というものをこのPCを借りて初めて知りました。 どうやら、Tobii社という視線追跡界のGoogleみたいな会社があるらしく、一部ゲームでも対応しているのだそうです。

トラッキングツール単体でも販売していますが、Amazonで¥24,999でした。

対応ゲームの一覧は、こちらから調べることができます。

Watch DogsやDivision 2では視線でエイムできたりするみたいです。

先ほどもご覧いただいた動画ですが、画面中を上下左右に動き回っている青い円が、僕の視線です。精度と反応の速さに結構感動しています。感動しすぎて撃たれてしまいました。

Tobii Eye-Trackingと一緒に動作するTobii Ghostというアプリがあり、配信する画面上に視線の円を出すことができるものです。

それを使ってPUBGの世界大会の参加者の視線をトラッキングした動画が公式にあがっていました。 プロはこういう風に視線を動かして、(情報を得て)戦っているんだなというのが視覚的にわかります。

視線の動きと頭の動きを追跡してくれるので、あとは口の動きに追従してくれればVTuberに使えそう。
そして視線でエイムができるのが当たり前になったら…目で見た所にマウスを移動して射撃、よりは確実に速いでしょう。 対応ゲームのプレイヤーなら、どうしても手に入れておきたい武器ですね。

未来のゲームもグラボ追加でプレイ可能にする神周辺機器「Alienware Graphics Amplifier」

ゲーミングPCを買おうと思うとき、何を基準に決めるのか?ゲーマーの友人に聞いてみました。

返答は、
「やりたいゲームが動いて、この先数年は最新作もストレスなく動くスペックで一番安いやつ」
でした。

ゲームが今より高解像度・動きの激しいものになったとき、今使っているPCでは動作しないということがあります。
そうなったときデスクトップPCであれば、グラフィックボードだけ買い替えればプレイできるようになる場合もあります。

従来であればノートPCは、メモリやハードディスクは増設できても、グラフィックボードは増設できないのが基本だったため、**「未来のゲームはプレイできないかもな…」**といった不安がつきまとっていました。

しかしそれはもう過去の悩みだったようです。
2015年春、デルが発売した外付けグラフィックボードケースAlienware Graphics Amplifierを皮切りに、ドッキングステーション形式の外付けグラフィックボードケースや、Thunderbolt接続の外付けグラフィックボードケースが続々と登場しています。
どれもPCI-Express x16対応のため、最新のグラフィックボードを自由に選んで増設することができます。

ですので、これから先どんなに高スペックを要求するPCゲームが現れても、 ノートPCで全く問題ないです。

右から二番目の横長い端子が、Alienware Graphics Amplifierの専用ポート。左から3番目にThunderbolt端子もあります。

Alienware Graphics AmplifierはALIENWAREシリーズ専用機器ですので、動作確認が保障されています。
その上、外付けグラフィックボードケースの中では4万円と比較的安価です。
何年何十年後になるかわかりませんが、今のALIENWARE m15では動かないPCゲームが出てきたとき、グラフィックボードと一緒に購入を検討してみてください。

デルさんに一言いわせてもらうなら、そろそろ軽量・省スペースモデルを出してみてはいかがでしょうか?

今の最新最高でありつつ、将来を見越したALIENWARE製品群

ここまでに紹介してきたALIENWARE m15の良い点は、ALIENWAREシリーズすべてに共通して備わっています。 (グラフィックボードはそれぞれですが)

僕自身はPCではあまりゲームをやらないのですが、 ここまでゲームのために手を尽くしているPCってどれくらいあるんだろう?と率直に思いました。
最新規格に対応し、先進技術を取り入れ、拡張性まで標準で担保して…

ここには、数々のeSports世界大会の舞台で採用されてきた自負と、eSportsチームとパートナーシップを結んでいるメーカーとして、気合の入り具合を行動で示しているのを感じます。

しかもそこまでしながら、ゲーミングノートPCの中ではかなり安いほうで、同一スペックで価格.com検索するとトップ5には入ってます。

安くて、速くて、(後々)うまい(思いができる)、吉野家のキャッチフレーズに当てはめてしまいましたが、そんな魅力が詰まった製品、それがALIENWAREなんでしょうね。

ゲーマーにも非ゲーマーにも、凄さが伝わるよう心掛けて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。
もし購入をご検討されている方がいらっしゃいましたら、デル製品・ALIENWARE製品だと割引がききますので、ご紹介させていただきます。

ご精読ありがとうございました。

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右ねじ
著者
右ねじ
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