あなたは選ばれるか。
右ねじです。
DELLのファンコミュニティ 「デルアンバサダー」 では、
最高級PCシリーズ “XPS” を1か月にわたり体験することができる、
体験モニタープログラムがあります。
今回は、そのプログラムに参加させていただき、
XPSシリーズの中で最もサイズの大きい XPS 17(9700) を体験できましたので、
感触や使っていて考えたことを報告していきたいと思います。
Spec/Exterior
Model | XPS 17(9700) |
---|---|
CPU | 第10世代 Intel🄬Core™i9-10885H 8Core/16Thread, Turbo Boost:5.3GHz |
OS | Windows 10 Home 64bit 日本語 |
Memory | 32GB (16GB DDR4-2933 × 2) |
Storage | 1TB NVMe SSD |
Graphics | NVIDIA🄬 GeForce RTX™ 2060 6GB GDDR6 Max-Q |
Display | 17.0インチ UHD+ (3840 × 2400) フレームレス, タッチパネル, 反射防止, 500-Nit |
Size | 高さ: 19.5 mm 幅: 374.45 mm 奥行き: 248.05 mm |
Weight | 約 2.11 kg ~ |
※XPS 17(9700)は既に販売が終了しています。現行の最新機種はNew XPS 17(9720)です。
外観の写真もいくつか撮りましたので、それを見ながらデザイン面を見ていきましょう。
XPSシリーズの洗練されたデザインと排熱効率により、本体は非常に薄くなっています。
ディスプレイの枠にも無駄はなく、最大限有効活用した結果の16:10ディスプレイは、徐々に追随するメーカーが出てきています。
極細のスペースにカメラとステレオのマイクが内臓されています。
個人的にXPSシリーズを触るうえで一番特徴的だと思う部分は、手を置く場所である「パームレスト」。これが他社のPCと圧倒的に異なる点。
サラサラとしながら金属のように冷たくない優しい手触りは、カーボンファイバー素材によって実現されています。
Thunderbolt 4端子が4つあり、どこからでも充電できますが、
100WのPD対応電源でも電力が低いと言われるので、
ずっと使い続ける場合には純正の130W電源を持ち歩く必要がありそうです。
全体的にサイズはありますが、ユニクロのバックアップにちょうど入るサイズでした。
XPS 17はグラボ搭載だが、ゲーム向けではないです。
Core i9でRTX 2060を搭載しているXPS 17でしたが、
超カッコいいゲーミングノートとして使えるか?と言うと、
それは難しいと思われます。
Cinebenchで計測されたCPUの性能は、十分に高いほうではあります。
それでも、5年前に発売されたデスクトップCPU・Ryzen 7 1700Xよりかなり劣る性能です。
また、グラフィック性能を測る3DMARKの結果はこの通り。
Apex Legendsでは1080p最高設定で、95fps以上という推定です。
大手MMORPGのFF14も、高品質設定で「とても快適」判定です。
それでもゲーミングと言えない理由は、
このXPS 17に搭載されているディスプレイの リフレッシュレートが60Hzだから です。
グラボ性能としてどれだけヌルヌル動かそうとしても、画面がついてこないです。
細かいこと言えば、キーボードもお世辞にはゲーム向きとは言えません。
ゲーム用にこの値段(35万以上)を出すのは流石に見合わなさすぎます。
このXPS 17は、ゲーマー向けではないにも関わらずグラボ搭載なのです。
ということは、その性能を必要とする人がいるのです。
Q. XPS 17は、誰のためのPC?
以前僕は、XPSシリーズについて以下のように表現しました。
狭縁ベゼルや搭載CPU・メモリでそれを表現してきたXPS 13と、グラフィックの強みのXPS 15で、おそらくMacBookPro 13や16に対抗してきました。
今回そこに、RTXグラフィックボード搭載のXPS 17が登場しましたので、XPS 15は存在意義を再定義する必要があるのだと思います。
この記事の中で、エントリークラスのグラボと高性能CPUを搭載したXPS15が、
MacBookPro16の対抗馬として、DJやDTMerに選ばれるよう作られたと推測しました。
その後New XPS 15のラインナップにはRTX 3050Tiが加わりましたが、
New XPS 17に加わったのはRTX 3060でした。
モデル番号だけで見るとあまり差がないように見えるかもしれませんが、
3050は4Kまで、3060は8K編集可能と、かなりの性能差があります。
DELLはNVIDIAの製品ラインナップをうまく組み合わせて、
映像編集に強いPCとしてXPS 17のブランディングを確立させたようです。
A. XPS 17が認める使い手
17インチの4Kディスプレイで、
高性能CPUとグラボをフルに活用できるユーザーといえば、
まずはこういった層になるでしょう。
- 映像ディレクター
- グラフィックデザイナー
- フォトグラファー
タッチパネルディスプレイも、
ツールアイコンが画面の左・上・右の端っこに寄っている
映像・画像編集ソフトとの親和性は高そうです。
(最近はそもそもStreamDeckが流行ってますけどね)
XPS 15・17に搭載されているSDカードリーダーなんて、
「映像・写真編集に使ってください」と書いてあるようなものですし。
そのほかにも、個人的にはスピーカーの性能も悪くないと思っているので
- DJ
- DTMer
にも勧められると思います。
XPS 15のターゲット層でもありますが、トラックメイキングの時に
より大きなディスプレイが必要なこともあるかと思います。
またThunderbolt 4端子が標準で4つあるため、機材の接続にも困らないことでしょう。
グラフィックも音楽も、制作時にはたくさんの機材を接続して
自分好みの制作環境を整えることは、モチベーションや作業効率に寄与すると思います。
例えばプレゼン・レビューするために一時的にそれらを外して、
戻ってきたときに、それをまた元通りに接続するのは手間だと思いませんか?
DELLのU2422HEなら、各種機材をUSBでディスプレイに接続でき、
オフィスに戻ったらPCとThunderbolt 4ケーブル一本接続するだけで、いつもの環境にできますよ。
まとめになりますが、このXPS 17を購入する方には、
買ってよかったと、心の底から思ってほしいです。
そのためには、XPS 17を購入したら、
どういった心地よさを感じられるか、
何の効率が良くなるか、
それによって本当にやりたいことに集中ができそうか、
しっかりイメージすることが必要だと思います。
そういった方には是非、DELL XPS製品を1か月たっぷり体験することができる
XPS体験モニタープログラム への参加をオススメします。
プログラムへの参加条件は、デルアンバサダーに無料登録することと、
体験後に感想をSNSやブログへシェアすることだけです。
たまにXPSだけでなくALIENWAREのゲーミングPCも体験できますので、
試しに参加してみてもらえたら嬉しいです。
ここまでご精読ありがとうございました。
人がXPS 17を選ぶのではない。XPS 17が人を選ぶのだ。 https://t.co/ys2Bd3IaTu #デルアンバサダー #DELL #XPS17 #XPS体験モニター
— 右ねじ (@Rightscrew) April 29, 2022