お久しぶりです。右ねじです。
発表されてから話題沸騰のXPSシリーズ最新モデル、
New XPS 13 Plus!!ついに、モニタープログラムでお借りすることができました!
本当にタッチパッド無い!!!!
Spec / スペック
Model | New XPS 13 Plus(9320) |
---|---|
CPU | 第12世代 Intel🄬Core™i7-1260P 8Core/16Thread, Turbo Boost:5.0GHz |
Operationg System |
Windows 11 Home 64bit 日本語 |
Memory | 16GB, LPDDR5, 5200MHz, 内蔵, デュアル チャネル |
Storage | 512GB M.2 PCIe Gen4 NVMe SSD |
Graphics | インテル🄬 Iris🄬 Xe グラフィックス |
Display | 13.4 OLED 3.5K(3456 x 2160)フレームレス タッチ, 反射防止, 400-Nitディスプレイ |
Size | 高さ : 15.28 ~ 21.4mm 幅 : 295.30 mm 奥行き: 199.04 mm |
Weight | 約 1.23 kg ~ |
Exterior / 外観
Specialty / 特徴
Dellの最上位プレミアムノートPCシリーズのXPSシリーズの中でも、
一番モビリティの高い13インチ帯にだけ作られた、新モデルです。
その特徴を箇条書きにするとこんな感じでしょうか。
- スタイリッシュデザイン
- ボディ埋め込み式の、画一的なタッチパッド
- Fnキーで切替可能なタッチファンクションメディアキー
- 必要最低限に集約されたポート類
- 最上級モデルならではの、高性能パーツ・専用アプリ
- Dell Pair
- Performance
- Killer Intelligence Center
- Waves MaxxAudio Pro
スタイリッシュデザイン
こんな感じでサラーっと撫でられるような、一切の引っ掛かりがないパームレストに、
タッチパッドが埋め込まれています。
なんなら、キーボードまでそのサラーは続きます。
キーがすべて同じ高さで、キーとキーの分かれ目も細い。
キーボード面全体が一枚の板のように繋がっているデザインになっています。
キーボード上部にある、ファンクションキーとメディアキーを合わせたキーたちも
ボタンではなくタッチパネル化されてます。
昨今のビデオ会議重視のワークスタイルに合わせ、マイクミュートボタンを備えていますね。
これは結構ビジネスノートPCの中でも珍しいと思います。
ディスプレイの変更(拡張とか複製とか)もタッチ式です。
ただちょっと気になるのは、
Escキー・deleteキーあたりもタッチ式なんですよね。
これは業務でよくこれらのキーを使う人にとっては、違和感すごいかも…。
たとえばSSHでサーバーに入るような人とかね。
最上級モデルならではの、高性能パーツ・専用アプリ
Dell Pair
DellのBluetoothデバイスへの接続を助けるアプリらしいです。
Dell製のマウス(日本では未発売)が対象機器になってます。
Dell Performance
PCのCPUのバッテリー消費をどれくらいにするか?を選べるアプリです。
Killer Intelligence Center
Dell XPSシリーズには代々、「Killer」ブランドの
高品質なネットワークアダプターが搭載されています。
Killer Intelligence Centerは要するに、
無線LANが取り扱うネット回線の帯域を、アプリ毎に優先順位を設定して
Zoomを優先したり、動画視聴を優先したりすることができるアプリです。
Waves MaxxAudio Pro
Wavesはイスラエルの音響関連の企業で、そこが出している音声処理ソフトウェアです。
スピーカー音声のEQ機能のほか、内蔵マイクのノイズキャンセリング設定ができます。
これまでのXPS 13と違うところ
UシリーズではなくPシリーズCPU採用
New XPS 13 PlusはIntel CPUの中でもPシリーズが搭載されていて、
XPS 13は同じ世代のIntel CPU Uシリーズが搭載されています。
消費電力が多いぶん、冷却パーツを大きめにする必要があり
その結果生まれたのがタッチファンクションメディアキーらしいですから、面白いですよね。
PシリーズはUシリーズより性能が高く、
グラフィックも若干優勢です。
動画編集ができるとまでは言いませんが、写真の加工やExcelなどでの数値集計くらいであれば
市販の普通のPCよりも高速に処理できるはずです。
スピーカー音が段違いに向上した
New XPS 13 Plusには、
下方面に向けたスピーカーが2台
上方面に向けたスピーカーが2台搭載されています。
真面目にこれが一番感動しました。
XPSシリーズってプレミアムなモデルのはずなのに、
スピーカーがずっと微妙だったんですよね…
ノートPCだから仕方ないかと思ってましたが、
New XPS 13 Plusでは圧倒的なまでに改善しました。
その上有機ELの3.5Kディスプレイもあるので、
動画やストリーミングの視聴にはかなり " 向いてる " パソコンになったと思います。
インテリアとPCの境目をなくす、シームレスなモノクロデザイン
XPSシリーズのPCって、プレミアムなビジネスPCとして
年々メカニカルでソリッドなデザインになっていったのですが、
それと同時に、Dellのノートパソコン全体のデザインもそれに追従していきました。
その結果、昔であれば子供向けのライトな機種などで見受けられた、
白くてかわいい色合いの、日本であれば家電量販店店頭に並ぶような機種が
いつしか、ラインナップから消えていました。
New XPS 13 Plusのデザインは、キャッチーなデザインになっています。
フレームレス・ボーダーレスを想起させるデザインは
一見、Macbook proのようなシンプルさを目指したのかなとも思いましたが、
そこからもう一段深いところに、あらゆるインテリアとの親和性を意識しているように感じました。
私の住んでいるところの地域柄、テーブルやソファなどのインテリアショップをよく見かけるのですが
その店舗内は当然、おしゃれなインテリアがあるわけで
MacbookやDellの従来のXPS・InspironシリーズのようなメタリックなデザインのPCでは
それを販売する業務が有るとはいえ、店頭の雰囲気を損なう場面もあるのではないでしょうか。
そういったシーンで、New XPS 13 Plusのシームレスなモノクロデザインであれば、
“明らかに別の色の組み合わせからなる,工業製品のような違和感” から開放されます。
インテリアの持つバリューを損なうことなく、静かに、しかし力強く、ビジネスを支えることができそうです。
XPSの中の異端児 Plusの今後やいかに。
New XPS 13 Plusは、その唯一無二性もあり、かなり強気の価格設定。
最安でも21万円からになります。
ガジェットとして何かの機能が突出している製品ではありません。
価格で勝負できるような、コストカットがされている製品でもありません。
実は今年の4月、プレス向けのNew XPS 13 Plusの発表会があった時、
そこに私も参加していました。
製品説明の後、質疑応答の時間があったので
私はそこで
「この挑戦的でクールなデザインはXPS 15・17へも反映されていくのか?」
と聞きました。
その答えはYesではなく、
今回製品コンセプトとしてXPS 13 Plusを発表したのが特別、
というようなニュアンスでした。
ですのでNew XPS 13 Plusはもしかしたら、
これから長く愛されるシリーズの1作目にはならないかもしれません。
しかしDellの製品開発では、「こういった製品も作れます」といったコンセプトアートにとどまらず
それを実際に市場に投入することもできる。
それくらいの余裕があるということなのかもね。
安かったら欲しいみたいな、憧れの一機種になりそうです。
実は今日届いたばかりで、これがファーストインプレッションレビューになります。
これから1ヶ月お借りできるのですが、ちょうどワールドカップ期間なので
めっちゃ気に入った音響と映像美を楽しもうと思います。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。